「君自身の人格ならびに他のすべての人の人格に例外なく存するところの人間性を、いつまでもまたいかなる場合にも同時に目的として使用し決して単なる手段として使用してはならない」

カントというひとが言ったらしい。よく知らないけど、関東にでもいるのだろう。でも私は関西で、このことを、学んでいるけどね!
 
 
明石の高齢者大学でも、同じお話をさせていただきました。
社会貢献をしよう、誰かの役に立とう、というのは、あなたの「欲」だから、迷惑だよ、と。
そうすると、あなたの「欲」を満たすために、他のひとがあなたに貢献しなきゃいけなくなる。
それって、もともとやろうとしていたことと、逆だよね? 
 
本当に社会貢献をしたいなら、まずは、困っている人の声を聞いてください。
「何が困っているの?」 そこから、自分ができることを考えればいい。できないことがあれば、できるひとを連れてくればいい。
難しいことを考えなくても、その「状況」を、支援すればいい。
 
 
いま会社経営をしているけれど、顧客も、愛する運営メンバーも、みんな「目的」。
そのひとたちが幸せになるのが、「目的」。
その人たちをつかって、自分の夢や会社の夢を実現するとか、そんな、ほかの命に失礼なことは、ぜったいにしない。
 
そして、私自身もまた、「目的」なのだ。
私自身に幸せになってもらうのが、「目的」。
そのために、私自身をもまた「手段」にしちゃいけない。
もちろん、他人のために、私自身が手段になってもいけない。
 
関東先生の言葉を、21世紀の関西でスペイン帰りの私が読んだら、そういう解釈になりました。
 
 
それにしても、明石の高齢者大学のみなさま本当に素敵な笑顔で、ありがとうございましたー!!!
申し上げましたが、これまで価値観が大きく変わりゆくなかを生き抜かれてきたみなさまがいま笑っておいでであること、それだけで、十分に社会貢献だと思います☆★☆

人間性を手段として使用してはならない、と、カントさん。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です