『バベルの学校』という映画の、公開記念トークイベントに出演することになりました。
スペインで移民として10年暮らし、娘を多国籍の保育園に通わせ、いま弱者の自己肯定感を高めるという活動をしているということで、お声がかかりました。
【バベルの学校】
パリ市内の中学校、フランス語の授業についていけないと認定された移民のこどもたち24人。その1年間を追ったドキュメンタリー。
http://unitedpeople.jp/babel/archives/775
(予告編もあります)
移民、それは、かつてそうであった私であり、そうであった娘です。
外国人は、「弱さ」のひとつのかたち。
しかもその「弱さ」は、「社会」がつくりあげたもの。
社会の側に、言語的な弱者、宗教的な弱者、文化的な弱者を受け容れる「ひろさ」や「ふかさ」があれば、「問題」にはなりません。
これは、あらゆる「障害」の問題と同じかなあと思います。
社会をつくっている私たちが、パリの「適応学級」の彼女たちの涙をつくってる。
でもね、その弱さをみんなで乗り越えていくのも、そのきっかけをつくっていくのも、そこに身を投じる生身の人間の存在なんですよね。
ひとはひとによって傷つき、優しさを知り、強くなる。
……なんだか杉良太郎の歌みたいになっちゃいましたが(笑)、ともかく「学び」や「育ち」というものがぎゅっと詰まっている本当に素敵な作品だなあと思って、大役ではありますが引き受けさせていただくことにしました。
よろしければぜひ、お越しくださいね!
▼日時:5月24日(日)10:30~(トークは12:00〜)
▼場所:神戸アートビレッジセンター
神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号
お問い合わせは、アートビレッジセンター(078-512-5500 )へ