古武術家・甲野善紀先生から、身に余るメッセージを、twitterでいただきました!
一連のツイートを、再録いたします。
甲野善紀 @shouseikan 2014/12/14
リベルタ学舎の湯川カナ女史から、『「他力資本主義」宣言!-「脱・自己責任」と「連帯」でこれからを生きる』(徳間書店)が送られてくる。
湯川カナ女史とは今年出会い、その凄まじいパワーに驚いたが、この人物の通り抜けてきた人生の難路・悪路の数々は、そのごく一部を御本人から伺っただけだが、「よくぞ今まで生きて来られた」と感嘆するような凄まじさ。
恐らく私が直に出会って親しく言葉を交わした女性の中で、これほど波乱万丈の半生を生き抜いて来られた方はないのではないかと思う。
本書は、そうした湯川カナ女史のごくごく一面が出ているだけだが、それでも一般の人々から見れば、その実行力の凄まじさが伝わってくる。
私は二十代の終りに武術稽古研究会・松聲館を立ち上げて、いまは多少世間でも知られるようになったが、ただ運が良かったと思う以外にこれといった取り得はないのだが、なぜか滅多に他には見当たらないような稀人の方々から親しくして頂いている。
例えば身体教育研究所の野口裕之先生、桜井章一・雀鬼会会長、解剖学者の養老孟司先生、韓氏意拳のみならず様々な武術に傑出した実力を持たれている光岡英稔師範等…他に誰も代わり手のない稀人になぜか親しくしていただいている。
そして最近は、私と親子ほども年齢の違う若い人達の中で、能力も志もある人達何人もと出会うことが出来、本当にありがたいと思っている。
そうした運を私が持っているせいなのか、なぜか湯川女史も私に関心を示されるという以上に関心を持たれているようで、親しくなって以来、何かと相談や依頼をされてきた。
本書に関しても、「もし読んで面白ければ紹介して下さい」とのコメントをいただいているが、湯川女史の迫力に触れて、その強烈な行動力に思わず引いてしまわないためには、本書くらいが「湯川カナ入門書」としてはいいのかも知れない。
それでも十分迫力は伝わってくるが、そこは凱風館の館長である内田樹先生が上手く話を引き出されている。人生に行き詰まりかけている女性には少なからず参考になる本ではないかと思う。
「もったいない」以外の言葉がありません。
明日、発売です。
よろしければ、ぜひお手に取ってみてください。
『「他力資本主義」宣言!-「脱・自己責任」と「連帯」でこれからを生きる』
http://www.amazon.co.jp/dp/4198638926/
※12/20 出版記念★『「他力資本主義」宣言!』を10倍楽しむ十番勝負!
西宮北口にて、14:00~16:00。
よろしければ、私という生き物に、直に触れてみてください。だいたいなんでも話します!
(詳細) http://ow.ly/FSzRr