リベルタ学舎登山部(…なんてあったかしら?)の、栄えある第1回レギュラーシリーズ「こどもとおとなの ドキドキ♡マヤカルミステリーツアー」が、5月31日に行われました。各地で真夏日も記録した、それはもう素晴らしいお天気。
案内人は、道と街を知り尽くす(灘区限定)ナダタマこと慈憲一さん。路傍の石ひとつ、枯葉ひとつを、溢れ出る「灘愛」で解説してくださいます。
おかげで、ガイドブックには載らない「マヤ遺跡」、そこに住んでいた「マヤ民族」の当時の生活の様子から栄枯盛衰まで、ありありと偲ぶことができました。
以下、当日のレポートです。
(文章:「あの才能をこんなことに使って良いのか・ビジネスバトン主宰のできる男」奥村聡。
写真:「平時はともかく、有事に役立つ男」と内田樹先生も絶賛、ITからアウトドアまでなんでもできる男」砂田祥平。
キャプション:当日、全参加費を入れたリュックを山頂に置き忘れかけた、湯川カナ)
5月31日(土)開催『マヤカルミステリーツアー』第1弾のレポートです。
ガイドは、おなじみ摩耶原人の慈さん。
今回は「摩耶カルチャー」をテーマに、赤ちゃんから大人まで約20名の参加者が摩耶山頂上を目指しました。
今回は上野道という道を登りました。
道のところどころに「○丁」と書かれた石が立っています。
「これは丁石と呼ばれ、かつての天上寺があったところまでの距離を示しています。
全てそろっていたら国宝級なのですが、ところどころ無くなってしまっています」
との慈さんのコメントでした。
登りはじめて早々に息が苦しくなってきましたが、実は摩耶山の登りは序盤のほうがきついとのことです。
ケーブルの上駅に到着。
ケーブルカーで登ってきたみなさんとここで合流です。
5歳の子供さんや、ご両親に抱かれて登山をする5ヶ月の赤ちゃんも一緒に登ります。
道中には、ホテル跡の廃墟やかつての寺跡などがあり、歴史を感じさせるものがたくさんありました。
うわさのマヤ遺跡です。
慈さんのお話を聞きながら歩き、標高約700メートルの掬星台の展望台に到着。
日本三台夜景のひとつでもあります。
ここで、お楽しみのランチタイム!
メニューは慈さん曰く
「三途の川をイメージして作ってもらった『三途イッチ』です。本格イタリアン料理の店に『できるだけ不味そうに見えるように作って欲しい』とリクエストしました!」という一品。
血と肉を連想させる赤色と、砂を連想させる灰色。
好きなほうの具をパンに挟んで食べます。
参加者の皆さんからも思わず「マズそうー」との声。
しかし、食べてみると「あら、おいしい♪」。
モンドセレクションに、見た目と味のギャップ部門があれば金賞は間違いないでしょう。
さらに、マシュマロを焼いて焦がして食べる「地獄焼き」がデザート。
これも焼いた後のグロテスク感からは想像し難い、とろける美味しさなのでした。
そして、木陰に敷いた芝生マットの上で、自然発生的にみんなお昼寝。
今回のハイクで最高の幸せ時間となりました。
いよいよ今回のクライマックス座禅体験。
座禅のやり方を説明していただき、みんなでそろって開始です。
なおこちらのお寺の座禅は「ペシッ!」と後ろから叩かれるタイプの座禅ではありません。
こっくりこっくり、瞑想状態に入り過ぎて眠ってしまった人もちらほら見受けられましたが・・・
「それだけリラックスできているということで、悪いことではありません。なれてくれば眠らなくなる」とお寺の方から説明を受けました。
そんな初座禅の感想はいかに?
「長く感じた」という子供たちもいましたが、みんながんばっていたようです。
一方の大人の参加者からは「頭がすっきりした。すごくいい!」という声が多くありました。
最後に湧き水を飲んで、イベント終了です。
「摩耶山にこんなに文化が詰まっていたのか」と驚かされた一日でした。
全15回、ますます愉快にまいりますよ~☆☆
<facebookアルバム/画像108点>
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【第2回マヤカルミステリーツアー(6/28)】
今度は「ネイチャーツアー」と題して、青谷道で登山。
モリアオガエルの卵をはじめ、この時期ならではの生き物を観察します。
昼食は、摩耶カレー。
アロマの虫除けスプレー体験もついています。
お申込みはフォームから、どうぞ~。
定員は20組です。